目白大学大学院心理学研究科教授の奈良雅之先生からは、「伝統鍼灸における医療面接」と題して講演して頂きます。
昨今、医療面接の重要性は日に日に増してきています。
「臨床の場における施術者と患者とのコミュニケーションは医療面接と呼ばれている。近年、医療面接は、治療に必要な身体的側面の情報だけでなく、患者の心理的側面や社会的側面についても聴取することによって、患者を全人的に理解し、患者中心の医療を実現することに貢献している。」と語る奈良先生は、大学で心理学をご専門として教えられている一方、鍼灸師の免許もお持ちで、「あはき心理学入門」(共著)(ヒューマンワールド社)や「マンガで身につく臨床家のための医療面接」(監修)(医道の日本社)にも関わられている専門家です。
今回は
「聴取した患者の心理的側面や社会的側面を解釈し、証決定に役立てるには、臨床心理学の知見が有効ではないかと考えている。ここでは、臨床心理学という視点から伝統鍼灸における医療面接について考察し、その特徴について論議してみたい。」
とのことで、伝統鍼灸と心理学の両方に精通されている先生からお話を聞けるのが楽しみです。
事前受付の締切は9月末日までです。
参加をご検討の方は、お早めにお申し込み下さい。