会頭あいさつ
本年10月に第52回日本伝統鍼灸学会学術大会を東京で開催することとなりました。
大会テーマは、「東洋医学の神髄に迫る~心身一如の氣の医学~」としました。
日本伝統鍼灸学会所属の会派が、各々、独自の技術、異なる治療方法を行っているにも関わらず、いずれも臨床で実績をあげることができるのは、この根底に“氣の医学”という共通の哲学や理論があるからだと考えられます。
本大会では、この共通性を探り、心身一如の氣の医学としての東洋医学の神髄を追求していきたいと考えています。
実技では、臨床知識・技術に定評のある臨床家に実技公開をしていただきます。
講演は、漢方、総合医学、婦人科領域などの専門医や東洋医学の深遠に迫る研究を継続されている医師や研究者にお願いしております。
シンポジウムは、継続的なテーマとなっている“証について”腎虚証をどうとらえるかを、各会派を代表する方に登壇いただきます。
初心者セミナーも充実した内容を予定しています。
会場は、東京での開催時には恒例にもなっている江東区のタワーホール船堀です。「都営新宿線」船堀駅の駅前、徒歩1分の場所です。
実行委員一同、充実した大会にできるよう頑張ります。皆様のご参加を心からお待ち申し上げます。
第52回日本伝統鍼灸学会 学術大会東京大会
会頭 木戸 正雄
実行委員長あいさつ
第52回日本伝統鍼灸学会学術大会東京大会が10月26日、27日に開催されます。
今年の大会テーマは「東洋医学の神髄に迫る〜心身一如の氣の医学〜」です。
東洋医学における鍼灸の歴史は2000年以上であり、多くの人々の健康維持に貢献してきました。
その中で、私たちは先人たちの知恵と技術を受け継ぎつつ、現代の医療環境に適応させていく使命を担っています。
竹山晋一郎氏の言葉にもあるように、「伝統を受け継ぐということは、その残された伝統の本質を理解し、それを現代的に生かして次代へ伝える事」なのです。
鍼灸臨床の原点とも言える『黄帝内経』には、人は心身一如であることが記されています。
天地人と気を合わせることで、その虚実を知り、適切な補瀉を行うことが可能となります。
この古代の知恵は、現代においても我々の治療法の基盤となっています。
今大会では、鍼灸にも精通する多くのドクターによる講演が予定されています。
また、著名な先生方による伝統鍼灸のバリエーション豊かな講演、実技もご覧いただけます。
これらを通じて、伝統鍼灸の深遠なる神髄に触れ、新たな知見や技術を学んでいただければ幸いです。
皆様のご参加が、大会を成功へと導く大きな力となります。
この貴重な機会に是非ご参加いただき、共に学び、交流し、東洋医学の未来を切り開いていきましょう。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
第52回日本伝統鍼灸学会学術大会 実行委員長
光澤弘