1日目最初の講演は当会会長の和辻直先生の「今後の「日本の伝統鍼灸」について」です。
「昨今の世界情勢から日本の伝統鍼灸をみると、日本の独自性や特徴が明確にあるにも関わらず、対外的に上手くアピールできていなことに気づかされ、それが国内の諸課題に通じているところにあると思われる。」
と語る和辻先生は、明治国際医療大学大学院特任教授であり、明治東洋医学院専門学校学科長も務められ、臨床施設での治療も行われている先生です。学校教育の立場と、臨床家の立場の両方を経験されている先生です。
「今後「日本の伝統鍼灸」として日本の独自性や特徴を明確にし、それらを次世代へ継承、そして発展させていくことが必要である。本講演では、日本の鍼灸がどのようにあるべきか、本学会がどのように対応していくのかなどについて考察を試みる。」
今回の最初の講演であり、今後の日本鍼灸を考える上で重要な講演になるかと思います。