東洋医学と代謝疾患(特別講演 林 洋 先生)

2日目9:30からは、東京有明医療大学学長の林洋先生よりご講演頂きます。

「私は元々内科医であり、糖尿病や脂質異常症などの代謝性疾患を専門とするが、特に動脈硬化と脂質代謝異常、そして腸管脂質代謝について研究を行ってきた。このたび、木戸正雄会頭より、東洋医学の視点から演者の専門分野について論ぜよとのご依頼を頂いた。これまで東洋医学について話す機会がなかったが、鍼灸学科を擁する大学の学長として私見を述べることにした。」

「人間の恒常性の維持において、栄養は必須の事項であり、体外からの栄養素の取り込みから始まって、体内での代謝は厳格にコントロールされていなければならない。栄養素の内、脂質についてもその腸管吸収の過程は未だ不明の点も多々あり、しばしば「合目的的」という言葉で我々はこれを表現してきたが、東洋医学の「気」のような、さらに上位から俯瞰する説明体系が存在するかも知れないと思われる。」

今回の講演では、「気」という東洋医学の概念に触発されて選んだ実験結果を提示して下さることのことで、大変興味深い講演となることと思います。

ご興味のある方はぜひご参加下さい。

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