本大会は実技が充実していることが魅力の一つです。4人の先生に実際の実技を公開して頂きます。
積聚会からは、原オサム先生が登壇され「積聚治療」について実技を交えて説明して頂きます。
積聚治療とは
「様々な病因によって体の芯に冷えが生じることから病が始まると考える。」
という考えのもと、腹診を重視した治療をする日本の流派です。そして腹診では腹部に現れる積聚と呼ばれるものを診ながら診断します。積聚治療では以下のように説明しています。
「この積聚治療の積聚とは腹部に現れた全身の不調の反映であり、腹部の腫瘍性等の限定的な異状としては捉えず、積は陰の気の滞り、聚は陽の気の滞りとして、その中でも顕著な腹積を特に全身の中枢的な指標とし、その位置から腹証を決定するのである。」
「さらに腹証に応じた健側背部二行線のツボの施術までを基本治療とし、状況によっては補助治療を加えることもある。」
日本伝統鍼灸学会では脈診を重視する流派が多いですが、積聚会は腹診を重視され、独自の治療方法につなげてゆく治療法です。
今回は会長の原先生が自ら登壇されて模擬患者さんへの治療を見せて下さいます。
治療を見ることで、多くの気づきがあるかと思いますので、ぜひご参加下さい。